外国人採用支援の法人集客は 特定技能と技人国の相談導線を混ぜない

外国人採用支援の集客で見落とされがちなのは、特定技能の相談と技術・人文知識・国際業務、いわゆる技人国の相談を、同じ導線とひとつの「相談」CVでまとめて受けようとすることです。この2つは、対象となる在留資格も、支援に必要な体制も、そして相談してくる企業が抱える採用課題もまったく異なります。同じLP・同じ問い合わせ窓口で両方を受けると、現場の人手不足に悩む企業も、専門人材を求める企業も、「自社の採用に本当に合うのか」と不安になって離脱していきます。

特定技能は、建設や介護、外食、製造といった分野で現場を支える人材の受け入れを前提とし、登録支援機関としての支援体制が問われます。一方の技人国は、エンジニアや通訳、海外営業といった専門職の採用が中心で、求められる価値の方向がまったく違います。広告とLPをこの違いに合わせて分けられるかどうかが、外国人採用支援の法人集客の成否を分けます。この記事では、特定技能と技人国で検索意図・相談導線・コンプライアンス訴求・業種をどう分けるかを、実際の運用手順に沿って解説します。

対象は外国人採用支援や登録支援機関、人材紹介を手がける事業者で、これから法人向けの相談獲得を強化したい経営者・担当者です。問い合わせは来るのに契約につながらない、特定技能と技人国の相談が混ざって商談がかみ合わない、といった悩みを持つ方に特に役立つ内容です。なお、本記事は企業側の採用担当者に向けた集客を前提としており、外国人本人の求職とは分けて考える点を最初に押さえておきます。

この記事の要点

  • 特定技能と技人国は在留資格も企業の課題も違うため、同じ相談CVで束ねると訴求が混線して離脱を招く
  • 成果は資料請求ではなく相談・商談化で見る。法人向けは契約までを見据えた導線で設計する
  • コンプライアンスと入管対応の明示、登録支援機関としての体制が、企業にとっての信頼の決め手になる
  • 求職者側の検索を除外で切り離し、業種別に運用を分けると、相談の質と契約率が上がる

外国人採用支援の広告は 特定技能と技人国を別のCVで設計する

外国人採用支援の広告は、特定技能と技人国を同じCVで測ってはいけません。外国人採用支援の広告運用とは、現場の人手不足を特定技能で補いたい企業と、専門人材を技人国で確保したい企業という、採用課題の異なる2種類の相談者を、それぞれの在留資格と支援内容に合わせて別々の導線へ振り分ける設計のことです。両者を「相談が来た数」でひとくくりにすると、支援内容も料金も違うのに訴求が混ざり、契約につながらない相談ばかりが増えます。

特定技能で相談してくる企業は、慢性的な人手不足に直面し、現場を回すための人材を早く確保したいと考えています。対して技人国で相談してくる企業は、事業に必要な専門スキルを持つ人材を採りたいと考えています。求めるものが根本的に違う2つの相談を同じLPで受けると、どちらの企業にも「自社の採用課題を理解していない」という印象を与えてしまいます。この印象は、相談の直前で離脱を招きます。

だからこそ最初にやるべきは、キーワードの追加や入札の微調整ではなく、「特定技能の相談CV」と「技人国の相談CV」を別々の成果として定義し直すことです。CVを分ければ、キーワードもLPも訴求も営業の追い方も、そこから自然に枝分かれしていきます。逆にCVがひとつのままでは、どれだけ運用を細かくしても、相談の質という根本問題は解消しません。

特定技能と技人国は 企業が抱える採用課題が違う

特定技能と技人国は、同じ外国人採用でも企業の課題がまるで違います。特定技能は、人手不足が深刻な特定の分野で、現場を担う人材を受け入れる制度です。相談してくる企業は、募集をかけても日本人が集まらない、既存スタッフの負担が限界に近い、といった切迫した事情を抱えていることが多く、支援体制の手厚さと受け入れまでのスピードを重視します。

一方の技人国は、技術職や事務職、通訳や海外営業といった専門的・国際的な業務に就く人材を採用する在留資格です。相談してくる企業は、事業拡大や海外展開に必要なスキルを持つ人材を確保したいと考えており、専門性のマッチングや長期的な定着を重視します。現場の人手不足を急いで埋めたい特定技能とは、採用の目的そのものが異なります。

観点特定技能技人国
主な対象業務建設・介護・外食・製造など技術・事務・通訳・海外営業
企業の課題現場の人手不足の解消専門人材の確保
重視される点支援体制・受け入れスピードスキルのマッチング・定着
必要な体制登録支援機関としての支援就労資格の適合確認

課題の違いを理解すると、「外国人採用支援」というひとくくりの訴求がいかに危ういかがわかります。企業は自社の採用課題に合った専門性を求めており、汎用的な訴求では「うちのことをわかっていない」と受け取られます。まずは自社が強い在留資格や分野を明確にし、それに合った企業を狙う設計が出発点になります。

相談をCVに置く 資料請求で止めない

外国人採用支援の成果は、資料請求ではなく相談や商談化で見ます。外国人の採用は、制度の理解や社内の受け入れ体制の整備を伴うため、資料を見ただけで決まるものではなく、個別の相談を経て契約に至ります。したがって、資料請求だけをCVにすると、実際に契約につながる相談がどれだけ生まれているかが見えなくなります。相談や商談化をCVとして計測することで、広告の評価が正確になります。

相談をCVに置くと、自動入札も狙い通りに働きます。相談予約や個別問い合わせをコンバージョンとして媒体に戻せば、採用を本気で検討している企業の検索に予算が寄っていきます。逆に、資料ダウンロードだけをCVにしていると、情報収集にとどまる層にまで最適化が働き、相談の質が下がります。何を成果として媒体に返すかが、そのまま配信の方向を決めるのです。

法人向けの相談は、特定技能と技人国で相談の型が異なる点にも注意が必要です。特定技能では受け入れ分野や必要人数、時期を、技人国では求める職種やスキル、想定するポジションを聞くといった具合に、相談に必要な情報を過不足なく集められるかどうかが、その後の商談化を左右します。相談導線の設計は、集客の質を決める重要な要素です。

特定技能クエリと技人国クエリは検索意図がまったく違う

特定技能を検討する企業と技人国を検討する企業では、検索する言葉が根本から違います。特定技能で相談する担当者は「特定技能 採用 支援」「特定技能 登録支援機関」「特定技能 介護 受け入れ」といった、制度を使って現場人材を受け入れたいという言葉で検索します。ここには、人手不足を早く解消したいという切実な事情が働いています。

対して技人国で相談する担当者は「外国人エンジニア 採用」「技人国 採用」「高度人材 採用 支援」のように、専門職の外国人を採用したいという言葉で検索します。ここでは在留資格の適合や、スキルのマッチング、長期的な定着が重視され、特定技能特有の受け入れ支援とは求めるものが異なります。この2つの意図に同じ広告文で応えると、どちらにも中途半端にしか刺さりません。

観点特定技能クエリ技人国クエリ
代表的な検索語特定技能 採用 支援/登録支援機関外国人エンジニア 採用/高度人材 採用
背景にある事情現場の人手不足専門スキルの確保
重視される点支援体制・受け入れスピード資格適合・マッチング・定着

クエリを分けると、除外設計も明確になります。特定技能キャンペーンからは技人国特有の専門職の語を、技人国キャンペーンからは特定技能特有の分野の語を除外することで、それぞれの予算が意図しない検索に流れるのを防げます。クエリの分離は、CVの分離を配信面で裏打ちする土台になります。

特定技能のLPは 現場の人手不足と支援体制を見せる

特定技能のLPは、現場の人手不足にどう応えるかと、受け入れをどこまで支援できるかを前面に出す構成にします。特定技能で相談する企業が最も不安に思うのは、制度が複雑で自社だけでは受け入れを進められないという点です。だからこそ、登録支援機関としての支援範囲、受け入れまでの流れ、必要な手続きの代行体制を具体的に示すことが、相談への安心につながります。

特定技能向けのLPでは、対応できる分野や受け入れ実績も効果的です。同じ分野で受け入れを支援してきた実績があれば、企業は「自社と同じ現場を任せられているなら安心だ」と感じます。汎用的な制度の説明よりも、その分野特有の受け入れ課題への理解を示すことが信頼を生みます。BtoBの高単価サービスで導線を分ける考え方は、次の記事でも整理しています。

特定技能は、受け入れ後の支援が制度上求められる点も、訴求の要素になります。生活面のサポートや定期的な面談など、受け入れ後に必要となる支援を代行できる体制を示すと、企業は制度対応の負担を軽く感じられます。受け入れの入り口から定着までを一貫して支えられることが、特定技能の相談を後押しします。

技人国のLPは 専門人材の確保と定着を見せる

技人国のLPは、専門人材をどう確保し、どう定着させるかを前面に出す構成にします。技人国で相談する企業が求めるのは、事業に必要なスキルを持つ人材と、その人材が長く活躍してくれることです。したがって、職種ごとのマッチング力、在留資格の適合確認、採用後の定着支援を具体的に示すことが、任せられる相手だという印象につながります。

技人国向けのLPでは、専門職の採用実績を示すことも効果的です。エンジニアや通訳、海外営業といった具体的な職種での採用支援の実績があれば、企業は自社の求める人材像に近いイメージを持てます。現場人材の受け入れを前面に出す特定技能とは、見せるべき強みの方向が異なります。

技人国は、在留資格の適合が採用可否を左右する点も重要です。職務内容と学歴・職歴が在留資格の要件に合っているかを的確に確認できる体制があれば、企業は不許可のリスクを避けられます。専門性のマッチングと資格の適合を両立できることが、技人国の相談を後押しします。

コンプライアンスと入管対応の明示が 信頼を決める

外国人採用支援の集客では、コンプライアンスと入管対応の確実さを示すことが信頼を左右します。外国人の受け入れは、在留資格や労働関連の法令に関わるため、企業は「適正に、法令を守って進めてくれるか」を厳しく見ます。手続きの正確さや、入管対応の実績、適正な支援体制を広告やLPで明確に示すことが、そのまま選定の決め手になります。

信頼獲得のために明示したい情報

  • 在留資格の申請や更新に関する対応の実績と体制
  • 登録支援機関としての登録状況や、適正な支援の枠組み
  • 労働条件や受け入れに関する法令順守への姿勢

コンプライアンスの明示は、価格競争に巻き込まれないための差別化にもなります。企業は、万が一の不適正な手続きが自社の責任問題に発展することを恐れているため、安さよりも安心して任せられる信頼を重視します。法令順守を軸にした訴求は、長期の関係を前提とする外国人採用支援ほど効いてきます。

業種別に運用を分けると 相談の質が上がる

特定技能は分野によって受け入れの事情が大きく異なるため、業種別に運用を分けるのが効果的です。介護、建設、外食、製造など、それぞれの分野で人手不足の背景も、受け入れの課題も異なります。分野を問わず広く配信すると、自社が支援していない分野の相談が増え、対応の手間がかかるうえ、契約につながらないクリックに予算を払うことになります。

業種別にキャンペーンや広告文を分けると、検索してきた企業に「自社の分野に精通した支援先だ」と即座に伝わります。得意な分野を明確に打ち出すことで、契約率の高い相談に絞り込め、無駄な対応と広告費の両方を減らせます。広く浅く受けるより、強い分野で確実に選ばれる発想が有効です。

業種別の運用は、訴求内容の最適化とも相性が良いものです。介護なら人材の定着とケアの質、建設なら現場の即戦力、外食なら多店舗展開への対応など、分野ごとに刺さるポイントは異なります。自社が支援してきた分野に合った検索だけを拾う設計が、相談の質を大きく高めます。

定着支援まで含めて価値を示す

外国人採用支援の価値は、採用して終わりではなく、採用した人材が定着し活躍することまで含めて生まれます。企業が最も恐れるのは、せっかく採用した外国人材が早期に離職してしまうことです。だからこそ、生活支援や日本語のフォロー、職場への定着に向けたサポートといった、採用後の支援まで示すことが、企業の不安を解く鍵になります。

定着支援で示したいポイント

  • 生活面のサポートや、日本語習得への継続的なフォロー
  • 職場での受け入れ体制づくりに関する助言や研修
  • 定期的な面談による、早期離職の予兆の把握

定着支援は、企業にとって採用コストを守る価値でもあります。早期離職を防げれば、再び採用にかかる費用や、現場が回らなくなるリスクを避けられます。採用の入り口だけでなく、その後の定着まで一貫して支えられることを示すと、価格だけの比較から抜け出せます。

相談後の商談化まで追いかける

外国人採用支援の契約は、相談から時間がかかるため、相談後の追いかけまで含めて設計します。企業は、社内の受け入れ体制の整備や予算の確保、経営判断を経て契約に至るため、相談の瞬間に即決するとは限りません。相談後の検討期間を見越して、適切なタイミングで再アプローチする仕組みが必要です。広告運用を外部に任せる際の考え方は、次の記事も参考になります。

この追いかけを支えるのが、広告と商談管理の連携です。どの広告・どのキーワードから来た相談が、商談のどの段階にあるかを追える状態を作れば、契約に近い相談に営業リソースを集中できます。広告の管理画面だけを見ていると、相談の先の商談の進み具合が見えず、せっかくの契約の芽を取りこぼしかねません。

営業サイクルを踏まえると、短期のCPAだけで広告を判断する危うさもわかります。契約は成約まで数か月かかることもあるため、相談獲得のコストと、その先の契約を別の時間軸で評価する必要があります。入り口の数字だけで予算を止めると、育ちかけたパイプラインを自ら細らせることになります。

除外キーワードで求職者側と情報収集層を切る

外国人採用支援の広告では、求職者側の検索と情報収集層を除外で切り離すことが欠かせません。この分野は、採用したい企業だけでなく、日本で働きたい外国人本人も検索します。「特定技能 求人」「日本 仕事 外国人」といった求職者側の検索を放置すると、法人向けの支援を求めていない層に予算が流れ続けます。企業向けの集客では、この切り分けが特に重要です。

優先して除外したいクエリの例

  • 求人・仕事探しなど、外国人本人の求職を目的とする検索
  • 制度の意味や条件だけを調べる、情報収集にとどまる検索
  • ビザの個人申請など、企業の採用と関係の薄い検索

除外設計は、特定技能・技人国それぞれのキャンペーンで独立して持つのが理想です。検索語句レポートを定期的に確認し、新しい無駄クエリを継続的に追加していくことで、配信の精度は磨かれていきます。求職者側と企業側が入り混じりやすい分野だからこそ、除外の設計が費用対効果を大きく左右します。

料金体系の透明性が 相談化を左右する

外国人採用支援の相談化は、料金の透明性で大きく変わります。この分野は、紹介料や支援委託費、更新時の費用など、料金の構造が分かりにくくなりがちで、企業は「結局いくらかかるのか」が見えないことに不安を感じます。料金の考え方をLPや相談の段階で分かりやすく示すことが、そのまま信頼と相談につながります。

費用項目特定技能技人国
初期の費用受け入れ準備・手続き支援人材紹介・資格確認
継続的な費用支援委託費が継続採用時が中心
更新時の対応在留資格の更新支援在留資格の更新支援

料金の透明性は、価格競争に巻き込まれないための差別化にもなります。安さだけを打ち出すより、何にどれだけかかり、どんな支援が得られるかを明確に示すほうが、コストと安心の両方を重視する企業に納得して選ばれます。見えない費用への不安を先に解くことが、相談化の質を高めます。

企業の採用フェーズ別に訴求を変える

外国人採用支援では、企業の採用フェーズに合わせて訴求を変えると響き方が変わります。初めて外国人採用を検討する企業は、制度の複雑さや社内の受け入れ体制への不安が大きく、丁寧なサポートを求めます。一方、すでに受け入れ経験のある企業は、より効率的な採用や、別の在留資格への拡大を検討していることが多く、実務的な提案を重視します。

初めての企業には、制度の分かりやすい説明と、手厚い伴走支援を打ち出すと安心につながります。経験のある企業には、採用の効率化や、特定技能と技人国を組み合わせた採用戦略といった一歩踏み込んだ提案を示すと、任せる価値が伝わります。フェーズを見極めた訴求が、相談の質を高めます。

フェーズ別の訴求は、広告文のテストとも相性が良いものです。どのフェーズを狙った広告が相談化につながりやすいかを検証すれば、自社が本当に強い顧客層が見えてきます。企業の採用経験を起点に訴求を組み立てることが、契約につながりやすい相談を集める近道です。

レポートは相談数と契約まで追う

外国人採用支援の広告レポートは、問い合わせ数で終わらせず、相談数と契約まで追うべきです。この分野は契約後に長く続く支援関係になるため、相談が何件の契約につながり、その契約がどれだけの支援期間や売上を生むかまで見て初めて、広告が事業に貢献しているかを判断できます。入り口の数字だけを見ていると、広告と収益の間に断絶が生まれます。

そのためには、広告の計測と商談・契約の管理を同じIDでひもづけ、どのキャンペーンから来た相談が契約に至ったかを追える状態を作ります。この一気通貫の計測ができて初めて、契約一件の獲得コストや、継続する支援から見た費用対効果を正確に算出でき、入札の許容額も現実的な数字で置けます。

レポートの見せ方も、特定技能・技人国で分けるのが原則です。特定技能は相談数と受け入れ人数を、技人国は相談数と採用職種を中心に構成します。ひとつの表に両方を混ぜると、どちらの成果も薄まって見え、改善の打ち手が定まりません。分けて見るからこそ、それぞれの弱点と伸びしろが浮かび上がります。

ハーマンドットが外国人採用支援の運用代行で選ばれる理由

ハーマンドットが外国人採用支援の運用代行で評価されるのは、CVの定義と相談の型から設計をやり直すからです。多くの代理店は問い合わせ数を成果として追いますが、契約につながる質が問われるこの分野では、特定技能と技人国を分け、相談・商談化をCVに置く運用が成果を左右します。私たちはまず在留資格ごとの相談の型を整理し、そのうえで業種・LP・除外を組み立てます。

また、外国人採用は法令とコンプライアンスが関わる領域だからこそ、適正な手続きと信頼の可視化を軸にした集客を重視しています。安さで問い合わせを集めるのではなく、法令を守った確実な支援で契約につながる相談を集めることが、外国人採用支援の広告の本質だと考えています。広告運用代行の費用の考え方や、どこまでを代理店に任せるべきかは、次の記事で相場とあわせて整理しています。

外国人採用支援の広告は、問い合わせを増やすことよりも、契約につながる質の高い相談を集めることが利益を決めます。特定技能と技人国を分け、それぞれの採用課題に合わせた導線を整えるだけで、商談のかみ合いと契約率は着実に変わります。

検索広告と他媒体を 目的に応じて使い分ける

外国人採用支援の集客では、検索広告を軸にしつつ、目的に応じて他の媒体も組み合わせると効果が高まります。検索広告は、今まさに採用を検討している顕在層を捉えるのに最も適していますが、まだ検討していない潜在的な企業にはリーチできません。相談の母数を増やすには、検索で顕在層を確実に取り切ったうえで、認知を広げる施策を重ねる発想が有効です。顕在層を取りこぼしたまま認知に予算を割いても効率は上がりません。

検索広告の中でも、媒体ごとの特性を理解して使い分けることが大切です。利用者の多い検索エンジンで幅広く顕在層を拾いつつ、ビジネス利用の多い検索面では採用担当者に届きやすい配信を行う、といった組み合わせが効いてきます。検索広告を軸にした運用設計の全体像は、リスティング広告の運用代行を扱った次の記事で詳しく整理しています。

媒体を組み合わせる際も、CVの分離という原則は変わりません。どの媒体で獲得した相談でも、特定技能と技人国を区別して評価することで、媒体全体の費用対効果を正しく判断できます。他媒体への展開は、検索広告で成果の型ができてから進めるのが定石です。まず検索でどの訴求が契約につながりやすいかを見極め、その勝ち筋を他媒体にも広げていく順序が、無駄な投資を避けます。

対応可能な地域と業種を踏まえて商圏を設計する

外国人採用支援の広告は、自社が対応できる地域と業種を踏まえて商圏を設計することが重要です。受け入れの支援は、現地でのフォローや面談を伴うことも多く、対応できるエリアには自ずと限りがあります。全国一律で配信すると、支援が難しい地域からの相談に対応の手間がかかり、契約につながらない問い合わせに予算を払うことになります。強いエリアに配信を寄せるほうが、相談の質は高まります。

地域ごとに、人手不足の深刻さや、外国人採用への企業の関心には差があります。特定の地域で特定技能のニーズが高い分野があれば、そのエリアと分野に絞って配信することで、契約につながりやすい相談を効率よく集められます。地域と業種を掛け合わせた設計が、限られた予算を成果に近い相談へ向けます。

対応地域の考え方は、特定技能と技人国で分けるのも有効です。現地でのフォローが重い特定技能は拠点から対応できる範囲に絞り、オンラインでの支援が中心になりやすい技人国は少し広めのエリアまでカバーする、といった具合に範囲を変えます。同じ商圏設定を両方に使い回すと、支援の実態と噛み合わなくなります。

地域ごとの入札調整も、相談の質を高める手段になります。既存の支援実績が多く、企業の関心も高いエリアには入札を強め、対応が難しいエリアでは配分を抑えます。対応地図を持って配信することで、無理なく支援できる相談だけを集められます。

採用計画に沿った長期の伴走を訴求する

外国人採用は、一度きりの採用で終わらず、企業の中長期の人員計画に組み込まれていくものです。特定技能で現場人材を継続的に受け入れたい企業や、技人国で専門人材を計画的に増やしたい企業にとって、支援先が長く伴走してくれるかどうかは重要な判断材料になります。単発の採用支援ではなく、採用計画全体に寄り添える姿勢を訴求することが、選ばれる理由になります。

長期の伴走は、企業にとって採用の見通しを立てやすくする価値があります。今後の受け入れ計画に合わせて、必要なタイミングで人材を確保し、定着まで支える体制があれば、企業は安心して採用戦略を描けます。その場限りの紹介ではなく、継続的なパートナーとしての立ち位置を示すことが、契約後の関係を長くします。

伴走の姿勢は、広告の段階から一貫させると効果が高まります。広告文で採用の即効性だけを煽るのではなく、採用から定着、次の採用までを見据えた支援を打ち出すことで、腰を据えて相談したい企業に届きます。短期の訴求と長期の訴求を、企業のフェーズに応じて使い分けることが大切です。

長期の関係は、次の相談にもつながります。丁寧な伴走で信頼を積み重ねた企業は、採用範囲を広げてくれたり、同業者を紹介してくれたりします。広告で新規を獲得するコストに対して、既存企業の拡大や紹介から生まれる契約ははるかに効率的です。入り口の広告と、その後の伴走を一本の線でつなぐ視点が、事業の収益を安定させます。

受け入れの不安を先に解く情報設計にする

外国人採用を検討する企業の多くは、制度の複雑さや、受け入れ後の職場への影響に不安を抱えています。言葉や文化の違いへの懸念、社内の受け入れ体制づくり、既存社員との関係など、採用の前に立ちはだかる不安は少なくありません。これらの不安を、相談の前にどれだけ解けるかが、相談化の質を左右します。

そのためには、よくある不安に対する答えを、LPや広告で先回りして示すことが有効です。受け入れの流れや、職場でのサポート体制、これまでの受け入れ企業がどのように乗り越えてきたかを具体的に示すと、企業は自社での受け入れを現実的にイメージできます。不安を放置せず、先に解くことが相談への一歩を後押しします。

情報設計は、特定技能と技人国で不安の中身が異なる点にも配慮します。特定技能では受け入れ体制や生活支援への不安が、技人国では専門性のミスマッチや在留資格への不安が中心になります。それぞれの企業が抱える不安に合わせて示す情報を変えることで、相談への心理的なハードルをより的確に下げられます。

不安を解く情報は、相談後の商談でも一貫させると効果が高まります。広告やLPで伝えた受け入れの安心が、相談の場でも丁寧に裏付けられていれば、企業は安心して契約へ進めます。広告と相談対応を切り離さず、一連の体験として設計することが、外国人採用支援の集客では特に重要です。

まとめ:特定技能と技人国を分けて初めて相談の質が上がる

外国人採用支援の広告は、特定技能と技人国を別のCVとして設計することがすべての起点になります。キーワード・LP・訴求・除外・レポートのどれもが、このCV分離から自然に枝分かれしていきます。問い合わせ件数という共通の物差しを捨て、相談・商談化をCVに置き、特定技能と技人国を分けて評価する軸に組み直せば、契約につながらない相談に予算が流れる構造そのものを断ち切れます。相談の質は、この設計の見直しから上がり始めます。

  • 特定技能と技人国はCVを分ける。在留資格ごとの採用課題に合ったLPと訴求を用意する
  • 成果は相談・商談化で見る。資料請求で止めず、契約につながる相談を評価軸に置く
  • コンプラと定着支援を軸に信頼を作る。法令順守と採用後の支援が、価格以外で選ばれる土台になる

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いまの外国人採用支援の広告が、特定技能と技人国を同じCVで測ったまま回っていないか。求職者側の検索に予算が漏れ、契約につながる相談が埋もれていないか。まずは自社の広告アカウントを一度、客観的な視点で点検してみることをおすすめします。ハーマンドットでは、CV定義・キャンペーン構造・除外設計・LPの導線までを診断し、どこを分ければ相談の質と契約率が上がるかを具体的にお伝えします。

現状のアカウントと相談の内訳を見せていただくだけで、改善の余地がある箇所はすぐに見えてきます。初回相談は完全無料・所要時間30分・オンライン対応可能です。広告費を増やす前に、まず設計を見直したいという段階でもお気軽にご相談ください。すでに他社に任せている場合でも、セカンドオピニオンとして現状を評価するだけで十分に価値があります。特定技能と技人国を分けるという一点だけでも、これからの相談の質は大きく変わっていくはずです。

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